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正座の美しい姿勢

小笠原流礼法教室

 ◆正座の美しい姿勢

  • 自宅に畳の部屋が無い!等、多くはフロア張り・イス式の生活が多くなり、正座が
    出来ない女性が増えているようです。
    とはいえ、人生の上では正座を必要とする場面にも、少なからず出会わなければ
    なりません。
    そんな時、皆さんはどうされるでしょう。
    もし、5分も座っていられないとすれば、座り方のどこかに無理があるのかも知れま
    せんね。


    そこで、基本的な正座を覚えておきましょう。
    • 先ず、背筋をピンと伸ばす。ちょうど、髪の毛を上に引っ張られているような
      気持ちです。
      更に、背骨が腰骨に刺さっているような気持ちで、真っ直ぐにします。
    • 膝頭を揃えますが、両足の間に握りこぶしが一つ入るくらい開けると楽に
      座れます。
      しかし、女性の場合はタイト・スカートやミニ・スカート等で正座する事も
      あると考えられます。
      そのような時は、両膝頭をキチンと揃えます。
      和服の場合は、男性と同じように開けても構いません。
    • 両足の親指は、3〜4センチ重なるように座ります。
      古法によると、男女の足の重ね方には違いがあります。
      男性は左が上、女性は右が上になっています。
      開く角度も女性のほうが広くなっています。
      しかし、現在ではあまりこだわることは無いようです。
      長時間正座して、途中でしびれそうになった時は、重なった両足の親指を重ね
      かえたり、上下に動かしたりしていると、しびれ防止になります。
    • 呼吸によって姿勢が崩れますから、呼吸法に気を付けて下さい。
      吸った息は下腹に届くよう力を入れます。吐く時には吐ききってしまわず、
      少し残すようにして吸い込むことによって、姿勢が崩れません。
    • 肩をいからせたり、肘を張ったりしないよう気を付けましょう。
      身体の何処にも力を入れず、自然な位置に置きます。
    • 指をしっかりと付け、「八の字」のように膝の上に置きます。
      これもわざわざ八の字に置くというのではなく、自然に膝の上に落ちた位置に
      来るよう練習します。
      場合によっては、手を組むこともあります。
      これは、上位の女性が下位の女性に対して楽に座っている時の状態です。
      ですから、本来は手を組むことによって自分のほうが上位であることを示す
      ことになりますが、茶道の流儀によっては手を組む正座を教えているところ
      もありますので、あまり気にすることはなさそうです。
      あまりこだわること無く、周りの人に合わせることが賢明です。
    • 視線はキチンと正面を見ます。
      目は口ほどにものを言い、と昔から言われるように、落ち着かない目つきは、
      落ち着きのなさ、自信のなさを表すことになりますから、殊に注意しましょう。
      だからと言って、初対面から相手のことを凝視することはやめましょう。
      少し話し合って相手が理解出来るようになったら、目を見て話すほうが心が
      通じ合えるものです。
      外国人は相手の目から視線をはずすことを嫌います。
      視線を外すと本心を言っていないと考えるようです。
      しかし、日本人はもともと信頼を基調にしてものを考える民族なので、最初
      から目を凝視することをかえって嫌います。
      そこで、初対面には「遠山の目付」という基本的な視線があります。
      山の頂きだけを見つめると、その周囲の景色がボケてしまいます。
      しかし、山全体を見ようとすれば、富士山であっても頂きから裾野までの全景
      を見ることが出来ます。
      このように意識を持って全体にものを見ることを、「遠山の目付」と言います。
      初対面においても、茫洋と全体を眺めてその人の全体像を見て理解してから、
      今度は話に集中するように目を見て話すという順序になります。
    • あごを前に突き出したり、頭を前後左右に傾けたりしないよう気を付けます。
    • 口はしっかりと結んで、舌を内口蓋に着けると口もとがしまって見えます。


      このような正しい正座は、作法としても重要ですが、決して形式的に組み立て
      られたものではありません。
      健康的な視点から見てももっとも基本的な姿勢と言えます。


      【参考文献:小笠原流 いい女の礼儀作法 小笠原忠統 著】




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